ものづくり体験 第9弾 at アットホームスクエア
クラウニー主催で開催される「ものづくり」イベントは第9回となりました。
伝統工芸品の展示・販売。「伝統工芸ワークショップ」として、今回は、”花文字”の体験を行いました。
大田区伝統工芸発展の会の花文字作家「あんい とも子」さんに講師をお願いしました。
“花文字”とは、中国から伝わった吉祥文字です。
縁起の良い鶴や亀などの動物や植物で装飾し、幸運、財運、好運などを願う文字として親しまれていました。
描かれる絵柄にも意味があるため、文字と絵で吉祥を願うと共に、アート的な要素も持ち合わせます。
中国から伝わったのちに、日本で独自の進化を遂げています。

花文字で描かれる絵柄には意味があります。
鶴は長寿・病気回復。鯉は、金運上昇などです。
文字と絵柄で吉祥を祈願するめでたい文字なのです。
文字を描きながら、どんな絵柄を入れて表現するかが、職人の職人たる所以です。
特殊な筆でグラデーションを作りながら、一筆書きのように描いていきます。
頭の中に完成形がイメージ出来ているんでしょうね。
今年の干支である”へび”を花文字で描くワークショップを行いました。
今まで使ったことが無いような道具を使います。
参加された方は、「花文字ってなんですか?」と言われる方が多く
まだまだ日本での認知が低いと実感しました。
花文字では、文字の中に花や動物など様々なものが表現されています。
どんなものが描かれているかを探すのも楽しいと思います。